ほうぼうに関連した俳句の例をまとめました。
ほうぼうを含む俳句例
ほうぼうを提げ立春の畦通る/中拓夫
ほうぼうに鮃に訛り残りけり/攝津幸彦
ほうぼうの班はあをき糶のまへ/向山隆峰
ほうぼうの髯脚立てて貌そろふ/秋山牧車
ほうぼうの鰭を師走の街へ立つ/加藤耕子
鉤外すときほうぼうの太く啼く/園部雨汀
ほうぼうの歩く月夜となりにけり/大石悦子
朝空焼けてほうぼうのみちをゆく/若森京子
ほうぼうの煮こごる姿いかめしき/阿波野青畝
ほうぼうの鳴きしや冬の雷鳴りしや/矢部白茅
いかめしくほうぼう髭を反らしけり/皆川盤水
インフレ兆ほうぼう割かれて倍大に/北野民夫
根の国のこのほうぼうのつらがまへ/有馬朗人
鰤見ては泣きほうぼうを見ては泣き/岸本尚毅
味噌焚きのほうぼうの眼のあはれかな/木内彰志
ほうぼう一ぴきの顔と向きあひてまとも/中塚一碧樓