パン屋に関連した俳句の例をまとめました。
パン屋を含む俳句例
鏡餅据へしパン屋のレジスター/小梅順
雪解靄パン屋に広き駐車場/菊池ふね子
いぬふぐり昔は驢馬のパン屋来て/角長子
パン屋の娘頬に粉つけ街薄暑/高田風人子
冬鴉パン屋をのぞき啼かざりき/山下青芝
颱風過ぎ半分開きのパン屋混む/桜井博道
銀河へは七歩麺麭屋まで二百歩/折笠美秋
麺麭屋まで二百歩銀河へは七歩/折笠美秋
なほ獨樂を闘はせをりパン屋の前/国弘賢治
灯こぼしてパン屋捏ねゐし豆の花/小池文子
燕来るアンデルセンは麺麭屋の名で/安住敦
パン屋が出来た葉桜の午の風渡る/河東碧梧桐
若葉してうるさいッ玄米パン屋さん/三橋鷹女
飯炊くつらさ花屋もパン屋も灯らぬ夜/阿部完市
ポインセチアの赤がパン屋の一つの灯/浅香さとみ
夜の秋のパン屋パンこね帰路照らす/西垣脩「西垣脩句集」