赤鬼に関連した俳句の例をまとめました。
赤鬼を含む俳句例
節分の赤鬼がをる夕浅間/森澄雄
赤鬼に頭撫でられ厄落す/服部冨子
赤鬼の如き異人や土用波/久米正雄
赤鬼は日本の鬼鬼やらひ/石田波郷
赤鬼は蹠も赤し涅槃の図/塩川雄三
赤鬼も青鬼もゐて唐辛子/藤岡筑邨
大津絵の赤鬼いぶす蚊遣哉/正岡子規
手をひかれ赤鬼来り離分会/室谷幸子
赤鬼と孤独分けあふ春の月/斎藤光子
赤鬼は青年らしき壬生狂言/花谷和子
躍り出る赤鬼焚火靡かせつ/羽部洞然
節分や子の赤鬼がかくれゐて/原コウ子
花しどみ赤鬼どもの忘れもの/山中葛子
豆撒きの赤鬼さんと青鬼くん/高澤良一
赤鬼の集まつてゐる夜の焚火/櫨木優子
踊る赤鬼跳ぶ松明は小鬼たち/羽部洞然
炉火に招ばれ石工赤鬼めく顔に/石橋林石
咳にせき赤鬼顔をしてはゐずや/山田みづえ