セロに関連した俳句の例をまとめました。
セロを含む俳句例
ふるぼけしセロ一丁の僕の冬/篠原
セロ弾けば月の光のうづたかし/篠原
春愁のセロ抱き弾くは父の影/松山足羽
梟はセロのどの弦弾けば鳴く/川代くにを
楽はいまセロの主奏や氷菓子/松尾いはほ
白鳥をセロの函にて運ぶなり/山野みどり
その中にセロつかまつる蛙かな/軽部烏頭子
カサルスのセロ聞えくる処暑の朝/堀島濤平
セロ弾きのゴーシユ忘るな百千鳥/攝津幸彦
かりがねや老セロ弾きのにほひ立つ/宮坂静生
セロの夜ぞこころ逸れゆく妹の上/伊丹三樹彦
月の夜のセロ弾きゴーシユくつわ虫/岡部義男
艶生きて鳴り出すセロも夜寒のもの/宮津昭彦
セロ弾きのゴーシユゐるらむ露の夜/上田日差子
持ちかへてセロ抱く少女ユッカ咲く/池亀恵美子
セロ弾きゴーシュ居そうな木洩れ日珈琲館/中田敏樹