ガスタンクに関連した俳句の例をまとめました。
ガスタンクを含む俳句例
ガスタンク浮上す停滞の雲の下/穴井太
夏雲や球体二基の瓦斯タンク/秋山未踏
対岸にガスタンク据ゑ夏の河/石川文子
緑青のガスタンクまで野の雪解/飴山實
蛇穴を出づ球形のガスタンク/福島清恵
ガスタンク孵りさうなる春の空/田中政子
炎天のガスタンク抱きたき勝利/古沢太穂
ガスタンクの裾よぎり行く日傘の朱/有働亨
冬枯れし野に球形のガスタンク/今井杏太郎
さぼてんの近くにガスタンクふたつ/中田美子
ガスタンクが夜の目標メーデー来る/金子兜太
瓦斯タンク花の盛りはすぐ過ぎる/加倉井秋を
瓦斯タンク馬も西日をまぬがれず/榎本冬一郎
背後より愛されている瓦斯タンク/武馬久仁裕
昼寝より覚めて瓦斯タンクがありぬ/加倉井秋を
海匂ふ灼くるガスタンクのうしろより/宮津昭彦