早口に関連した俳句の例をまとめました。
早口を含む俳句例
大仰に団扇使ひて早口に/山田弘子
早口の雀来てゐる日短か/増田佳茂
国なまり早口となる宮相撲/近藤勇夫
月祀る杣家かたまり千早口/太田穂酔
案内の僧が早口寒さかな/石島雉子郎
繰り返す早口ことば諸葛菜/泉本浩子
かし鳥や彼の早口の法師来る/高田蝶衣
その途上早口休めば汗の肉/赤城さかえ
だんだんと春社の祝詞早口に/栢野木樵
千早口雨きらきらと葛の花/星野すま子
早口で子を褒めゆけり昆布売/石田義臣
早口な介護士が来て秋暑し/芦田喜美子
祭二日目となれば女は早口に/古舘曹人
かはせみに川の早口ことばかな/笹本千賀子
梅雨のラジオ早口にしてくだくだし/高澤良一
わたしの早口と働く女の歩幅で街ゆく/段証尚子
早口家族ぽっかり穴があき/さくら/金谷サダ子