船員に関連した俳句の例をまとめました。
船員を含む俳句例
冬帽のソ連船員大股に/大山百花
上陸をして船員の冬帽子/南上北人
船員が又物捨てに夜光虫/高濱年尾
船員とふく口笛や秋の晴/高野素十
葡萄盛りて運ぶ船員と海境/金子皆子
みづうみの秋の汽船の船員ら/京極杞陽
居酒屋は船員ばかり蚊遣たく/小林清一
羽子板を船員船に持ちかへる/萩原麦草
船員になるはづだつた青き踏む/辻桃子
船員に街の時過ぐ愛の羽根/米沢吾亦紅
靴大きな船員師走の坂のぼる/川崎展宏
ロシア船員跣足であるくタロ芋島/高澤良一
日が回る太平洋船員ペンギン見に/高野義大
白南風や船員バーのギリシア文字/市川栄司
船員に夜が尽きにけり夜鷹蕎麦/米沢吾亦紅
灯蛾の灯に船員は夜も帽をぬがず/波多野爽波
船員螢籠提げ漆黒の夜の汽船に戻る/大橋裸木