白眼に関連した俳句の例をまとめました。
白眼を含む俳句例
鰒の面世上の人を白眼む哉/蕪村
河豚の面世上の人を白眼ム哉/蕪村
白眼の仁王の灼くる池頭/今津哲朗
人形を寝せて白眼や秋の谷/宮坂静生
古茶含み白眼以て世に対す/石塚友二
隣人の白眼に堪え種子を蒔く/三谷昭
雪嶺や白眼ばかりの達磨市/渡辺白峰
牛の鼻吊られし白眼焚火燃ゆ/右城暮石
白眼の張飛関羽の武者侫武多/高澤良一
盲白眼凄涼の燭をとぼすなり/成田千空
籾殼より白眼を剥きぬ寒卵/田川飛旅子
蚤振ふを見し白眼や背き寝ぬ/島村元句集
雲しぐれかかるや星の白眼がち/水田正秀
汝と剥いて恋白眼み足る林檎かな/飯田蛇笏
紙の行方を白眼に転読つゞけゝり/高田蝶衣
白眼の澄む避暑の子を引きとりに/赤松けい子
おれとして白眼くらする蛙哉/一茶/文政二年己卯