遠雪崩に関連した俳句の例をまとめました。
遠雪崩を含む俳句例
山替の糧負ふ杣に遠雪崩/太田蓁樹
洗面の水の痛さの遠雪崩/石川桂郎
遠雪崩みな少年の目で仰ぐ/奈良文夫
遠雪崩妻と襖をへだてをり/山田素雁
遠雪崩山の慟哭聞えけり/永野由美子
遠雪崩山本山の海苔が反り/坪内稔典
遠雪崩最終戦に間に合へば/櫂未知子
面壁の影ゆるぎなし遠雪崩/吉沢卯一
贖罪の終る日いつぞ遠雪崩/小松崎爽青
遠雪崩ひとりの旅寝安からず/藤田湘子
遠雪崩杣はランプの火屋磨く/山本雅子
遠雪崩聞きつゝ寝まる火を埋む/堤剣城
キヤンプの灯淡き暈もつ遠雪崩/渡辺立男
喪の明けの心ゆるびに遠雪崩/冨田みのる
橇を干す戸にまたひゞき遠雪崩/山岸治子
遠雪崩耳のつまりし水車小屋/殿村莵絲子
茂吉忌の暮れてとどちく遠雪崩/鷲谷七菜子