馬刺に関連した俳句の例をまとめました。
馬刺を含む俳句例
如月の闇荒びたる馬刺かな/斎藤梅子
馬刺しを喰ふ山国の朝曇り/吉田鴻司
高遠や馬刺商ふ花見茶屋/今越みち子
馬刺を食へばかげろふ信濃かな/小島健
馬刺食ひ夜の風花を連れ歩く/奈良文夫
馬刺食ふ木曾の真闇や秋近し/有馬朗人
しろしろと馬刺啖うて年の内/諸角せつ子
生姜もてころす馬刺や夕しぐれ/中尾杏子
肥の国の馬刺に暑気を払ひけり/松永青山
馬刺するりと春はおんなの喉仏/藤岡筑邨
一陽来復信濃に馬刺食うべかり/北見さとる
馬刺うまか肥後焼酎の冷やうまか/鷹羽狩行
馬刺は冷たき食いもの漆黒の活火山/野田信章
馬刺喰ひえびずるの実にささやかる/宮坂静生
馬刺とろりみんなの眼玉枯れのいろ/諸角せつ子
ひんやりと馬刺や伊那の夏はじめ/安藤衛門「田神」