宿の客に関連した俳句の例をまとめました。
宿の客を含む俳句例
紅梅の宿にもどれば雛の客/中勘助
賑やかに紅葉の宿の女客/椎橋清翠
客ひとり塩づけ茸の目貼り宿/及川貞
客よせてロビーの遊避寒宿/亀井糸游
客来しと一體誰や蟲の宿/高田風人子
泊る客なくて夏炉に宿の者/北野民夫
湯宿の子客に祝はれ七五三/斎藤朗笛
秘湯てふ客一組の黴の宿/立野もと子
道に出て春田の宿の泊り客/千葉皓史
釣宿の客の帰りし寒暮かな/飯田龍太
客ついて大夜すすぎや登山宿/皆吉爽雨
山の湯の枯木の宿に客ひとり/村山/郁
秋の宿茶の花活けて客少な/高橋淡路女
ドイツより客来つつある花の宿/千原草之
客のなき宿は天草干してあり/国方きいち
客を得て打つ新蕎麦や妻籠宿/松本二三女
河鹿宿お客ランプにぶつかりどうし/福田蓼汀