放牛に関連した俳句の例をまとめました。
放牛を含む俳句例
放牛に雨粒太き立夏かな/水野爽径
高西風や放牛広ぐ大き耳/茂里正治
鯖雲や放牛数へては忘れ/高橋美都
放牛のまわりに烏炎天下/田川飛旅子
放牛の反芻しかと草いきれ/立半青紹
放牛の影ゆるやかに夏の雲/横田光子
放牛の眠りつやつや青嵐/加藤知世子
放牛放馬波の際まで春の草/大野林火
上つ瀬を放牛わたる夜振かな/高田蝶衣
放牛の涎弧に飛び田芹の芽/半崎墨縄子
放牛の牧やカムイの清水引き/沼澤石次
月灼けて放牛を逐ふ鞭ひかる/石原舟月
永き日や放牛四肢を集めもし/香西照雄
白南風の野の放牛のけふ多し/笹原耕春
放牛に涸れ沼を渡る家路あり/加倉井秋を
放牛もゐず日もすがら阿蘇野分/阿部小壷
放牛に日のおとろへし花野かな/青柳志解樹