五彩に関連した俳句の例をまとめました。
五彩を含む俳句例
悪神に黴の五彩を奉る/林翔
春風の川波にある五彩かな/上村占
初日出づ五彩に波を躍らせて/上村占
梅雨の雨着が放つ五彩の布晒し/林翔
氷中の鯖に五彩の朝日あり/古館曹人
肘突きの成りし五彩や冬初/小澤碧童
五彩独楽喧嘩忘れて飾らるる/河野頼人
初硯墨に五彩のありにけり/千石比呂志
山頂の色なき風に五湖五彩/杓谷多見夫
干餅の五彩つらなる日の始め/成田千空
牡丹や五彩のほとけ顔あまた/栗生純夫
聖玻璃の五彩西日に強めらる/津田清子
路伊勢に入りて花菜に雲五彩/久米正雄
雨乞ひの天へ流して布五彩/曽根けい二
メーデーの風船五彩太陽へ贈る/古沢太穂
施餓鬼旛五彩涼しき梨葉の忌/文挟夫佐恵
眩りとす蜥蜴の膚の日の五彩/長谷川素逝