寒流を使用した俳句

寒流に関連した俳句の例をまとめました。

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寒流を含む俳句例

神の旅寒流の色深む/小澤實

寒流に鰤網重く沈みゆく/小鵜

寒流に朝焼けの蘭川鴉/飯田蛇笏

寒流がつくる濃霧の街美し/高木晴子

寒流の奥嶽を去る水けむり/飯田蛇笏

寒流の鱒より冬藻生強し/百合山羽公

寒流や能登は北から灯りだす/飴山實

寒流や養ふ鱒を櫛けづり/百合山羽公

寒流がまたも間えてくる晩だ/三橋敏雄

寒流として天龍も伏し流る/百合山羽公

寒流の老鱒行かず流されず/百合山羽公

獄の外堀永久に埋らじ今寒流/香西照雄

寒流に落ちて羽毛のとどまらず/佐藤鬼房

寒流の海あをあをと目貼剥ぐ/横井千枝子

音をたえて寒流のゆく雪げしき/飯田蛇笏

寒流をふやしつづけて鷹ねむる/小泉飛鳥雄

灯の寒流死はたやすさのハンカチ飛ぶ/寺田京子