参籠に関連した俳句の例をまとめました。
参籠を含む俳句例
参篭の京の賑ひ貝風鈴/神野重子
参籠の皆出て仰ぐ盆の月/高井良秋
参籠や硯の氷る日頃なる/尾崎迷堂
初秋の純白をもて参籠す/加倉井秋を
十六夜も太刀参籠す羽黒山/伊藤敬子
参籠の経と鉦奈良朧かな/ふけとしこ
取りおとす参籠の箸や悴みて/原柯城
参籠の一夜は明けぬ花馬酔木/森定南楽
参籠の人の掻き居る深雪かな/野村泊月
参籠の修二会に食ぶ茶粥かな/大橋敦子
参籠の紙衣いたみに呪師の僧/桂樟蹊子
参籠の雨夜暁けたる桜しべ/鷲谷七菜子
参籠所凝宝珠の花に行衣干す/稲富義明
樒縄めぐらし修二会参籠所/ふけとしこ
高嶺星除夜参籠の燈をつつむ/岡田貞峰
参籠の曉けの灯細しほととぎす/高井北杜
寒きびし気を張りつめて参籠す/島村茂雄