夕靄を使用した俳句

夕靄に関連した俳句の例をまとめました。

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夕靄を含む俳句例

枝々が醸す夕靄落葉後/林翔

夕靄の峡折々や春隣/尾崎迷堂

国中の夕靄およぶ冬牡丹/宮津昭彦

十月やみづの青菜の夕靄も/藤田湘子

夕靄の隔てし窓の枯木かな/高濱年尾

家裾の夕靄なつかし蜜柑村/大野林火

川藪に夕靄下りし青田かな/西山泊雲

晩秋の夕靄あをき佐久平/篠田悌二郎

老鶯や夕靄上る山の湖/菅原師竹句集

舟子待てば夕靄起る柳哉/石島雉子郎

われひとに夕靄の濃き十二月/松村蒼石

山襞にたつ夕靄やすだれ捲く/西山泊雲

草紅葉塔夕靄をまとひ初む/徳永山冬子

青秋刀魚夕靄はわが丈とならず/松澤昭

夕靄のまみに冷えくる田扱かな/金尾梅の門

敏き子と夫待ち夕靄に包まれゆく/中嶋秀子

春の夕靄立つ二つの橋を二つ渡つた/中塚一碧樓