点滅に関連した俳句の例をまとめました。
点滅を含む俳句例
点滅は胸の鼓動よ恋蛍/大野利江
燈台の点滅に浮く波の花/林照江
蛍火の点滅杉の脚千本/横山白虹
聖樹点滅考へる時間欲し/津田清子
電卓の数字の点滅西鶴忌/浦野芙美
聖樹点滅窓に陸の灯港の灯/福田蓼汀
螢恋ひ運転点滅尾燈黄なり/香西照雄
電気炬燵のみを点滅万年床/右城暮石
やはらかに点滅したり蝶の空/鈴木章和
冴えかへる工事現場の点滅灯/高久フミ
寝てる間も聖樹点滅怠たらず/塩川雄三
点滅し聖樹はいつも暮れてをり/下村福
聖樹の灯音あるごとく点滅す/木村利子
凍つる夜の信号機のみ点滅す/西山すみ子
点滅は聖樹の言葉クリスマス/山崎みのる
点滅岬で僕喚ぶ灯かしら邂逅終え/楠本憲吉
電気毛布夜半点滅のたしかさよ/水原秋櫻子