官舎に関連した俳句の例をまとめました。
官舎を含む俳句例
海碧し灯台官舎椿咲く/飯村弘海
初国旗灯台官舎に灘蒼し/斎藤朗笛
廃線の鉄道官舎冬ざるる/福原紫朗
後任の為の官舎の畳替/鈴木洋々子
燈台も官舎も無人送南風/茨木和生
竹煮草昔鉄道官舎かな/北見さとる
朝顔や燈台官舎みな平屋/本庄登志彦
灯台守官舎股引干してある/助田鉄夫
裸木や看守官舎も棟割なる/北野民夫
鎮守府の官舎の樟の春落葉/高澤良一
三年の任期の官舎パセリ蒔く/井水貞子
単身の古りし官舎に注連飾る/桜田和夫
大臣の官舎に行けば暖炉かな/籾山柑子
枯蔦のあくまでからむ官舎塀/松村蒼石
燈台官舎男浴衣の干されあり/館岡沙緻
火の気なき官舎に戻る四日かな/戸恒東人
コスモスや看護婦ふたり住む官舎/田村了咲