彫刻(刀)に関連した俳句の例をまとめました。
彫刻(刀)を含む俳句例
青芒彫刻刀の握り艶/清水緑子
黄落や彫刻室の窓高き/西村和子
彫刻の森の触光蝶欲す/河野多希女
彫刻の森林浴の聖者/裸婦/倉本岬
公園の彫刻「無題」秋深む/山根啓作
岳はなほ白き彫刻鴨かへる/大島民郎
紡錘形に鳩の彫刻楽涼し/中戸川朝人
耶蘇髭を貯め彫刻科卒業す/岡田貞峰
冬山へ突き出す彫刻の腕二本/福田蓼汀
蝉しぐれ画家彫刻家対ひ住み/岡田和子
うぐひすや森の彫刻みな濡れて/山田弘子
彫刻のうしろ大瑠璃こゑみがく/河野多希女
白蝋の彫刻となりて五月逝く/阿部みどり女
鑿を舐めて彫るや夜長の彫刻師/長谷川零余子
彫刻展出て白靴の先とがる/上田日差子「忘南」
囁かれたし”浮かぶ彫刻”翳濃きとき/河野多希女