空色に関連した俳句の例をまとめました。
空色を含む俳句例
曙の空色衣かへにけり/一茶
空色の山は上総か霜日和/一茶
目薬は夜も空色猫の恋/宮脇白夜
空色は男の色よ新学期/田島秀子
寒烏傾くときは空色に/加藤知世子
朝顔のみな空色に日向灘/川崎展宏
稲雀日は空色に磨かれて/津田清子
長月の空色袷きたりけり/小林一茶
そらまめの葉裏空色招提寺/沢木欣一
ネクタイは鳩の空色七五三/後藤夜半
露草の空色の花の咲くあたり/堺利彦
麦藁を染めバラ色に空色に/後藤夜半
沼と空色を同じに蘆花日和/石井とし夫
空色は褪めつつ母と洗う罎/津沢マサ子
空色のゴム手袋や牡蠣を割る/松本みず代
また逢わんいぬのふぐりは空色に/古沢太穂
久方の空色の毛糸編んでをり/久保田万太郎