一周忌に関連した俳句の例をまとめました。
一周忌を含む俳句例
鴫立て一とせふりぬ此夕/几董
一周忌それも早や過ぎ衣更/森田峠
一周忌昼の星曳く大揚羽/対馬康子
炎天は晴男の意地一周忌/関森勝夫
一周忌家紋消ぬがの羅に/赤松けい子
濃あじさゐ常陸の川は曲らずよ/原裕
誰も見よ虚子忌の雲の輝きを/上村占
寒星をあほぐ癖つき一周忌/柴田白葉女
水無月のはや巡り来し一周忌/稲畑汀子
流星や癒えて訪ひたき一周忌/山田弘子
馬追の透き身燈に来て一周忌/宮坂静生
紫蘇の実を採りたる母の一周忌/杉千代志
ふるさとの山の眠りに和し給ふ/殿村菟絲子
コスモスに降りつつ照るを一周忌/古沢太穂
一周忌すみたる雛をかざりけり/久保田万太郎
ムギワラトンボがまた来て猫の一周忌/佃/陽子