独酌に関連した俳句の例をまとめました。
独酌を含む俳句例
ふるさとに父の独酌虎落笛/大串章
独酌やはるかを鳶の青嵐/鈴木鷹夫
夕河鹿一人の旅は独り酌む/瀧春一
独酌んで頻りに寂し壁の秋/尾崎紅葉
独り酌む春爛漫の窓明けて/遠藤梧逸
独り酌む番茶よく出ぬ年忘/中島月笠
独り酌む自問自答の秋の暮/高橋/弘
どぶろくの空壜眺めつゝ独酌/高澤良一
年頭独酌遺漏なき死などあるか/的野雄
独酌のある夜春の蚊あらはるゝ/正岡子規
独酌のごまめばかりを拾ひをり/石川桂郎
年酒酌むときも独りで不言物/後藤比奈夫
独り酌む胡葱少しあれば足る/加藤たかし
秋灯下独りおのれの影と酌む/浅井青陽子
独り酌む留守のおでんを温めて/山田喜久雄
独り酌む筋子にたうたうたらりの灯/高澤良一