原野に関連した俳句の例をまとめました。
原野を含む俳句例
秋深し原野にあふぐ白鳥座/大島民郎
蕗原野貫く道を行くばかり/稲畑汀子
隼の原野に狙ひをりしもの/岡安紀元
原野はわが心の故郷榛の花/金箱戈止夫
一樹なきサロベツ原野雁の声/船越/幸子
入り会いの原野/鈴ふる雪ばかり/穴井太
原野にてみたままつりの生花展/川崎展宏
夏寒しサロベツ原野の北きつね/天野和風
蛇呑んで原野”俳諧自由”なり/中島斌雄
退屈な原野を佇ちつくすポプラ/櫂未知子
風つのるサロベツ原野沢桔梗/足立登美子
原野の耕しは真つ黒き帯一人の旅/寺田京子
ゆたかなる棉の原野にいまいくさ/長谷川素逝
誰ぞ住める原野の果ての鯉のぼり/稲葉三絵子
ペガサスに打ち跨りて廣大な原野駈けゆく女にあはむ夜/野口世津子