滝谺に関連した俳句の例をまとめました。
滝谺を含む俳句例
杉山に父かと思ふ滝こだま/裕
春嶺となれり万雷の瀧谺/川村紫陽
熊野なる瀧谺なす月今宵/黒田杏子
滝谺水の匂ひを失くしたり/阿部俳声
轟々と建国の日の滝こだま/吉田銀葉
かの瀧のかの瀧谺手を合はす/黒田杏子
山火事のあと漆黒の瀧こだま/飯田龍太
野葡萄の房にとどけり滝谺/五十島典子
雪山に春のはじめの滝こだま/大野林火
いづこにも雲なき春の滝こだま/飯田龍太
実椿の数へきれざる滝こだま/岩崎多佳男
月光にしづめる部落滝こだま/柴田白葉女
紅糸が足らぬ日暮の滝こだま/神尾久美子
青天より落花ひとひら滝こだま/野澤節子
秋深し身をつらぬきて滝こだま/鷲谷七菜子
蝉やむと夜は天づたふ滝こだま/神尾久美子