胡粉に関連した俳句の例をまとめました。
胡粉を含む俳句例
衣紋師の胡粉暖簾や松飾/中川四明
しろ~と寝釈迦の顔の胡粉かな/虚子
山吹や胡粉の見ゆる雨の後/高井几董
胡粉兀し人形や土の肌寒み/正岡子規
薬玉や杉戸に残る絵の胡粉/中川四明
嗤ひつゝ胡粉こぼせり奪衣婆/河野静雲
煤掃くや胡粉剥げとぶ大法鼓/野口一陽
畫き得て八重撫子の胡粉かな/会津八一
白々と寝釈迦の顔の胡粉かな/高浜虚子
胡粉絵の白ら~として秋簾/高久田瑞子
蒲公英に胡粉こぼすや土細工/正岡子規
蟇の夜や父の鉄瓶胡粉吹く/吉本伊智朗
乳絵馬の胡粉なまめく花の昼/つじ加代子
古き代の胡粉真白き屏風かな/阿波野青畝
孤座へ来て漆と膠と胡粉の蝉/中村草田男
山の雪胡粉をたゝきつけしごと/高浜虚子