冷凍に関連した俳句の例をまとめました。
冷凍を含む俳句例
霧の駅冷凍のひきずられ/中拓夫
冷凍の肉の一塊年を越す/池田秀水
凩や切りて血も出ぬ冷凍/浅見さよ
冷凍烏賊溶ける暗闇浅沼忌/加藤三陽
冷凍古びつづける花ぐもり/池田澄子
冷凍鞄に革命と踏絵憶う夏/赤尾兜子
秋暁を牽くくろがねの冷凍/奈良文夫
鮪の血冷凍ゆるみ流れだす/津田清子
これやこの旬のさんまも冷凍/石塚友二
冷凍酒旅にしあれば妻ものむ/森川暁水
無花果爛熟冷凍鯨肉半ば溶け/吉野義子
冷凍車車輪のひまに泡立つ海/田川飛旅子
寒の水打ち冷凍の烏賊はがす/小川原嘘帥
冷凍みかん齧り旅路の汽車ぽっぽ/高澤良一
冷凍庫に入れ置くものや二月尽/鈴木真砂女
冷凍みかん溶けゆく郷愁宴あと/鍵和田ゆう子