川霧に関連した俳句の例をまとめました。
川霧を含む俳句例
川霧や馬打入るゝ水の音/太祇
川霧や白樺の根の濯ぐ影/小池文子
川霧にいてにぎり飯尊きかな/澁谷道
川霧の或は句碑を包む日も/高濱年尾
川霧の白き密室わが泣き場所/渋谷道
川霧や犬通りてもゆるゝ橋/星野立子
川霧の深きに佐久の鯉料理/大久保幸子
川霧や馬も乗せゆく夕渡舟/高橋淡路女
川霧の宇治に来てをり若井汲む/上野一孝
川霧わく湯屋そこばかり鴉立つ/赤尾兜子
川の霧ダフネのあとを追う如く/高澤晶子
灯ともせば川霧が来て包みけり/大場白水郎
うつぼぐさ川霧さりしあかるさに/川島彷徨子
川霧や夜毎の断ゆる宇治の橋/さゝら波/巖谷小波
川霧につゝまれて菜を洗ひけり/野風呂第一句集/鈴鹿野風呂