薄紫に関連した俳句の例をまとめました。
薄紫を含む俳句例
蛤の薄紫に乾きけり/虚子
初鵙や薄紫の夜明雲/杉山えい
少しさめ薄紫の蜆汁/中嶋秀子
尼若し薄紫の燕子花/正岡子規
西日して薄紫の干鰯/杉田久女
雪間より薄紫の芽独活哉/芭蕉
すり鉢に薄紫の蜆かな/正岡子規
よく見れば薄紫の蜆哉/正岡子規
呑みはじむ薄紫に寒の暮/松根久雄
山笑ふ薄紫の衣着て/長谷川きくの
紫蘇ばかり薄紫の明家哉/正岡子規
紫蘇ひとつ薄紫の荒家哉/正岡子規
ヂキタリス薄紫に富士の影/新村千博
桐の花うす紫の風揺れて/久保田彰子
ほたるぶくろ薄紫七月の思案/大沢君江
花真菰似合うジヤケツト薄紫/島川允子
裾野路や薄紫の春りんだう/瀬戸口民帆