喪中に関連した俳句の例をまとめました。
喪中を含む俳句例
結局は喪中も紺の冬衣/斉藤夏風
あぢさゐも喪中水面に映る窓/友岡子郷
喪中にてどこか怯えて夏装ふ/友岡子郷
恍惚と喪中を歩むなめくぢり/柿本多映
賀状書く喪中幾葉かへし読み/川畑火川
雪に見て喪中の山をしかと擁く/松澤昭
賀状書く友の喪中をかへし読み/豊田邦和
遠火事や喪中のはがき書き疲れ/鈴木鷹夫
青梅の目にぎつしりと喪中かな/細川加賀
あをあをと蕗の煮えたる喪中かな/細川加賀
喪中のひと蜂は気ままな明るさに/友岡子郷
赤い薔薇描き来喪中にかかはらず/後藤比奈夫
永久ノ喪中ノ毛ノ国ノ毛ノ山ノ毛ノ人/夏石番矢
「喪中欠礼」われの知らざる死者たちが訪いくる冬陽のあたたかき部屋/鈴木英子