摺り足に関連した俳句の例をまとめました。
摺り足を含む俳句例
摺足に齢を見せず薪能/東尾子
摺足に白進み来る能始/高橋睦郎
初能や摺り足白き足の先/武田玄女
水汲みの摺足島の寒ゆるぶ/岸田稚
すり足に夜が近づく唐辛子/山田諒子
夜念仏すり足とどめ稲匂ふ/井沢正江
百僧の摺り足に寒極まりぬ/大高松竹
結夏僧すり足に去り風のこす/荒井正隆
茶の花に摺足の日の流れゐる/長谷川双
葉月この摺り足でゆく海と山/柿本多映
廻廊を摺り足の僧さはやかに/鈴木紀恵子
摺り足に夜が来わななく月見草/文挟夫佐恵
摺り足に来たる日暮れや震災忌/山崎冨美子
摺り足のきこえてきたり土瓶蒸し/石原八束
やれ打つな蝿が手をすり足をする/一茶「八番日記」