食堂車に関連した俳句の例をまとめました。
食堂車を含む俳句例
寒月や支度調ふ食堂車/永井龍男
食堂車にも足早の油虫/品川鈴子
ナフキンに糊雪景の食堂車/楠節子
皿の上の林檎揺れをり食堂車/虚子
秋深き花も飾るや食堂車/寺田寅彦
冬山や昼を灯りて食堂車/楠目橙黄子
桃匂ひ朝の食堂車開かれぬ/内藤吐天
食堂車ゆき秋の夜雨に立つ/永井龍男
麦秋と思ふ食堂車にひとり/田中裕明
バターよく伸び煖房の食堂車/稲畑汀子
沙漠越すひと日百合揺す食堂車/有働亨
初富士を得しどよめきの食堂車/浅野右橘
食堂車花菜明りにメニュー読む/杉原竹女
黒ビール飲み冬の夜の食堂車/長谷川青窓
食堂車の花がゆれている夕べ富士が寒むざむとある/橋本夢道