寝台車を使用した俳句

寝台車に関連した俳句の例をまとめました。

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寝台車を含む俳句例

夏の夜北行く旅の寝台車/高橋妙子

神在す月の出雲へ寝台車/大屋達治

寝台車秋雨に妹拉し去りぬ/渡邊水巴

短夜の目覚し合はす寝台車/笠原和子

草の絮ただよふ昼の寝台車/横山白虹

雪深き汽笛と思ふ寝台車/青葉三角草

いく度の目覚め野分の寝台車/中村房子

寝台車に花束香る死はかくも/寺井谷子

菜の花の黄色に覚めて寝台車/高橋笛美

鶴の田の茜に暮るる寝台車/野村多賀子

がつたんと年越す寝台車の中で/依田明倫

コスモスのように眠りて寝台車/対馬康子

北京行きの寝台車にいる盆の月/小原勝子

寝台車明けゆくほどに豊の秋/すずき春雪

寝台車着きぬ今年の灯をともし/高澤良一