日当りに関連した俳句の例をまとめました。
日当りを含む俳句例
舟傾ぐ方に日当り沖膾/桂信子
はうむりの家に日当り穴惑/岸田稚
真つ新な的に日当り弓始め/檜紀代
寒禽の声に日当り来ぬ憩ふ/臼田亞浪
苔寺の戸樋に日当り秋の雨/京極杞陽
いつも見る山に日当り十二月/池田秀水
塩蔵の屋根に日当り冬に入る/井上青穂
振り返るわが家日当り末枯れぬ/岡本眸
春山のどれも日当り高からず/大野林火
針箱に日当り新穀感謝の日/加倉井秋を
倚座仏のもすそ日当り御開帳/井沢佐江子
尾根に出るところ日当り春竜胆/岡田日郎
軒深き往き来日当り時雨れ去る/臼田亞浪
飾り馬面出してをり日当りをり/石川桂郎
屋根濡るるそれに日当り春しぐれ/皆吉爽雨