肘枕に関連した俳句の例をまとめました。
肘枕を含む俳句例
春蝉や山の平に肘枕/佐藤鬼房
梅が香や南吹く夜の肘枕/詰洲
元旦の大計を載せ肘枕/辻田克巳
夏雲の姿変へゆく肘枕/鶴田邦子
新涼の畳になじむ肘枕/成田昭男
青簾肘枕して吾と居り/増田和子
青萩か萩の青さか肘枕/鈴木鷹夫
わか草や烏帽子ながらの肘枕/几董
肘枕月の豊かな国に生れ/大嶋康弘
君琴弾け我は落花に肘枕/芥川龍之介
秋涼し寝羅漢にして肘枕/米住小丘子
頂上の寝釈迦のどけし肘枕/内海良太
五色縷の垂れも垂れたり肘枕/飯田蛇笏
山蟻の畳をよぎる肘まくら/柴田白葉女
肘枕しびれ醒めたる無月かな/金居欽一
すゝしさやあるじまつ間の肘枕/正岡子規