仮眠に関連した俳句の例をまとめました。
仮眠を含む俳句例
指吸ひつつ仮眠男児や夏一途/原裕
緑陰に炭焼く杣の仮眠小屋/谷法幸
交番の仮眠けふより蚊遣香/田崎令人
仮眠のごと牧の青垣雲隠る/宮坂静生
夏蚕飼ふ亡母の仮眠の丸柱/大橋公子
恋人も仮眠の蝶も指で突く/新庄佳以
椅子涼し九十五歳の仮眠中/片岡宏文
短夜の時間分け合う仮眠室/姉崎蕗子
さくら餅仮眠に夢の落しもの/新間絢子
小春日の電車仮眠の母子のせ/大橋敦子
指先で薔薇枯れていく仮眠室/対馬康子
ふと覚めし仮眠畳に百足虫這ふ/田崎令人
仮眠には疲れの消えぬ梅雨の旅/片岡我当
麦茶ばかりの午前三時の仮眠室/姉崎蕗子
水路掘られるわが首筋を過ぎて仮眠/阿部完市