消灯に関連した俳句の例をまとめました。
消灯を含む俳句例
蛍籠小児病棟消灯す/中沢三省
大部屋の消灯までの春灯/高澤良一
山荘の夜霧の深さ消灯す/松本博之
消燈後も市井の明さ冬衾/渡辺幻魚
無医村の消灯早し冬の月/高野清美
流氷のポスター駅も消燈す/対馬康子
消灯は孤独の一つ虫しぐれ/桂樟蹊子
消灯以後水蜜桃の蜜いかに/小寺正三
消燈の鐘鳴り渡る暖炉かな/子規句集
春の夜を看護婦消灯触れ廻る/高澤良一
消灯の茶屋吸込みし五月闇/古野四方白
消燈の喇叭鳴れども野は白夜/田村了咲
消燈や森を近づけ梅雨やまず/村越化石
消灯の放送があってそれからの月が明るい/住宅顕信
消灯の放送に追い立てられた幼い手をふる/住宅顕信