末世に関連した俳句の例をまとめました。
末世を含む俳句例
末世でも神の国ぞよ虎が雨/一茶
此やうな末世を桜だらけ哉/一茶
舌うつて末世の神に初詣/斎藤玄
仏塔の蔭に末世の風涼し/中塚久恵
元禄も昭和も末世大雪解/西本一都
大勢の末世の僧の常楽会/三星山彦
蛍光の蒼き雪道末世なり/山口誓子
お身拭末世の塵のかく多し/園田二狼
誘蛾灯すでに末世の星懸る/山口誓子
懸想文売るを末世とふと思ふ/江川虹村
座禅草末世しずかに来つつあり/山崎政江
此のやうな末世を桜だらけかな/小林一茶
ボタン一つの末世を犇と原爆忌/滝本魚顔女
末世後世すててあるのは土佐水木/阿部完市
百合白し愛あるかぎり末世ならず/甲斐遊糸/『冠雪』