猪首に関連した俳句の例をまとめました。
猪首を含む俳句例
冬椿猪首にさくぞ面白き/正岡子規
僧正の猪首つややか初勤行/鈴木貞雄
襟巻や猪首うづめて大和尚/村上鬼城
へうたんの猪首鶴首ぶら下る/遠藤和敬
一人は醜女興がりぬ蟇猪首/松根東洋城
笠の雪いくびになりて惜しまるる/卯七
羅漢みな猪首に在し陽炎へる/尾関華陽
葱坊主猪首鶴首ありにけり/向久保貞文
猪首してぶるんと寒気振り払ふ/高澤良一
角力取の猪首はつらしふじの山/正岡子規
撃たれたる猪の猪首のはつきりす/坪井洋司
ひばりあがり機関手たちの猪首並ぶ/友岡子郷
明日を堅く信ず百姓はおおむね猪首/細谷源二
着ぶくれの猪首もをかしかりけるが/久保田万太郎