一夜鮨に関連した俳句の例をまとめました。
一夜鮨を含む俳句例
山崎の使は遅し一夜鮓/大塚甲山
傾城のなるゝ柱も一夜鮓/正岡子規
草庵の夏や常世の一夜鮓/尾崎紅葉
青笹の匂ふ黒部の一夜鮓/中島寿美
一夜鮓廬山を横に眺めけり/松瀬青々
鯉はねる音を真近に一夜鮓/森尾仁子
鮨にするとて柿の葉の一夜経し/辻桃子
まゝことの時こそ得たれ一夜鮓/尾崎紅葉
一夜鮓死後までわすれがたき妻/加藤郁乎
一夜鮓試につけて食ふに堪へず/尾崎紅葉
夢さめてあハやとひらく一夜ずし/蕪村遺稿
あをあをと降る葉の見えて一夜鮨/鷲谷七菜子
川蓼や糺の茶屋が一夜ずし/紫暁「新類題発句集」
蓼の葉も紅葉しにけり一夜鮓/一茶「文政八年句帖」