洋書に関連した俳句の例をまとめました。
洋書を含む俳句例
虫干や洋書の間の枯桜/正岡子規
杖一竿洋書若干古籐椅子/富安風生
洋書手に学生の妻秋刀焼く/川原友江
青年の洋書読みつぐ秋灯し/武田光子
ふりむけば雪嶺ならぶ洋書棚/大島民郎
ゆく春や洋書も嫁ぐ子の荷にて/及川貞
洋書庫へ和書庫へ虫の廊岐れ/田村了咲
猟人の読み耽りゐる洋書かな/松藤夏山
障子貼る日影に古き洋書かな/久米正雄
つちふるや洋書に鳥の飾り文字/森賀まり
虫鳴くや梯子かけたる洋書棚/大峯あきら
貝の洋書読む外套に品よく老い/田川飛旅子
霜夜読む洋書の大きな花文字より/田川飛旅子
夕立の匂いの洋書買いにけり/神野絵希「星の地図」