田畑に関連した俳句の例をまとめました。
田畑を含む俳句例
田畑の廃れ枯篠迫る村/高澤良一
寒鴉田畑といふ言葉かな/綾部仁喜
吊し柿浦の百戸に田畑なし/細川加賀
夕立の田畑にかかる薬かな/水田正秀
彦星や田畑へおろす宵の雨/立花北枝
田畑みな預けてしまい遠蛙/富田潮児
ふんはりと雪の田畑の起伏かな/黒川能女
山車曳きて田畑を覚ます春祭/馬場移公子
春雪に二度会ふ田畑売られけり/石川桂郎
桑の芽は太り田畑に人も殖え/斎藤俳小星
頬白にまさかの田畑売られけり/今井園子
いつまでも田畑のさむき鴨帰る/百合山羽公
田畑守るほかは知らずに鍬はじめ/佐藤泰之
セルの香や一歩いづれば田畑の香/百合山羽公