百夜に関連した俳句の例をまとめました。
百夜を含む俳句例
籠枕百夜通へる島の船/桂信子
鵺千鳥百夜燈しの脂かな/林桂
少将の百夜通ひの竹落葉/望月明
百夜経て咳の減りたり初蛙/秩父
摘草や百日百夜は独り寝と/辻桃子
雪嶺を支へ百日百夜の湖/伊藤敬子
夏百夜はだけて白き母の恩/三橋敏雄
春草に百夜通ひのほそき径/伊藤柏翠
沈丁や百夜通ひに匂ひける/野村喜舟
百夜かよふ初廿日は白牡丹/松岡青蘿
百夜飼い百夜怒りの冬の鷹/寺田京子
親鸞の百夜の坊に寒一と夜/西本一都
この凍てを百夜車を唄はゞや/野村喜舟
したたかに凍る一夜を百夜かな/斎藤玄
紅梅に百夜通はば句のなるか/関戸靖子