出店に関連した俳句の例をまとめました。
出店を含む俳句例
江の辺菊の出店や南側/松滴
のうれんに東風吹いせの出店哉/蕪村
一枚の戸板の出店初観音/加藤ひさを
今朝冬の出店少なき蚤の市/面地豊子
朝顔市種無し老人の昼の出店/仁平勝
番頭の衣更へたる出店かな/正岡子規
神主も出店をのぞく秋祭/滝川いわ子
義士祭の出店が売れり鯨尺/北野民夫
なお残る出店一軒余花の雨/宮宇地良子
二の午の出店たじろぐ野の疾風/前田鶴子
春の雷出店をしまふほどでなし/松村幸一
初大師出店はづれにひよこ売り/海老澤映草
柳散る出店の椅子のあげられて/小玉真佐子
火燵から江戸の出店に助言かな/菅原師竹句集