耳を傾くに関連した俳句の例をまとめました。
耳を傾くを含む俳句例
鳴禽に耳を傾け年の内/森ゆきお
耳傾むく北風より遠き物音に/林火
春禽の歌垣に耳かたむくる/縣美知
ほれ君も耳傾けよ青葉木菟/高澤良一
夏帽子喃語に耳を傾けて/菅野多賀江
耳傾く北風より遠き物音に/大野林火
耳傾げ聞く山寺の嗄るる虫/人見幾生
福鍋に耳かたむくる心かな/飯田蛇笏
崖ぼとけ耳傾けて秋の暮/阿部みどり女
長命の耳傾けぬ慈悲心鳥/阿部みどり女
行秋や耳かたむけて音はなし/高木晴子
波くれば耳かたむけぬ秋の牛/富澤赤黄男
山びこに耳かたむくる案山子かな/飯田蛇笏
新内に耳かたむけて浮いてこい/坂本タカ女