船首を使用した俳句

船首に関連した俳句の例をまとめました。

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船首を含む俳句例

夏の潮青く船首は垂直に/山口誓子

月光の集まり船首文字黒し/阿部完市

松飾る船首はいつも潮に濡れ/波津女

航行の船首夏山かくすとき/岸風三樓

凍雲を船首しづかに上下せり/横山白虹

巣線のホーム船首に似て野分/辻美奈子

春暁の船首遅々たり船尾逸る/右城暮石

突き進む船首礼文は霞みづめ/高澤良一

あまのがは船首は波をかぶりたる/川崎展宏

ゴンドラの船首に薔薇を挿して水夫/皆吉司

ピカソ春に死し夏はての船首の牛頭/竹中宏

ちやつきらこ今日へ戻りし船首見ゆ/二見柳糸

籐椅子や船首はむきをかへてゐる/山口波津女