屍室に関連した俳句の例をまとめました。
屍室を含む俳句例
屍室の仏菓の上の麦埃/西岡菩提樹
屍室鶏頭ばかり旺んなり/岩田昌寿
マスクして月の光の屍室/大木あまり
屍室の扉梧の蜩ひびきけり/飯田蛇笏
霜の日の燭より紅し屍室/千代田葛彦
冬の星屍室の夜空ふけにけり/飯田蛇笏
山茶花の丸く刈られし屍室/大木あまり
患者等に五月の冷えの屍室/石田あき子
猫の仔を愛し屍室に隣りせり/林田紀音夫
風五月地階屍室もみどりさし/古賀まり子
屍室のうしろまで田を植えて来し/萩原麦草
雪はしづかにゆたかにはやし屍室/石田波郷
屍室まで抱きゆく菊を看護婦嗅ぐ/伊丹三樹彦