忌み明けに関連した俳句の例をまとめました。
忌み明けを含む俳句例
忌明けの玻璃拭ふ娘に燕来ぬ/松村蒼石
草餅の草色深き忌明けかな/宇多喜代子
さび鮎や忌明けの酒のひと滴/能村登四郎
三月の雨降り止まぬ忌明けかな/福島利子
山鳩の鳴き初め忌明けふぬくし/堀口星眠
忌明けの五月の屋根に上るべし/攝津幸彦
忌明け後のひとりに余る髪洗ふ/中嶋秀子
煮凝の舌に溶けたる忌明けかな/木内彰志
雛の間に忌明けの風を通しけり/川崎陽子
ひとすぢの秋風をきく師の忌明け/嶋田麻紀
待春やこころの忌明けせぬままに/岩間光景
桐の花人は忌明けと吾れに言ふ/野見山ひふみ