噴火口に関連した俳句の例をまとめました。
噴火口を含む俳句例
惜春や耳の形の噴火口/京極杞陽
噴火口見る秋風に髪乱し/綿谷吉男
噴火口覗ける人に秋の蝶/毛利提河
噴火口近くて霧が霧雨が/藤後左右
秋風やごう~と鳴る噴火口/野村泊月
花野来し目に荒涼と噴火口/内藤悦子
褪色の極限にある噴火口/福井ちゑ子
頬被りしつかと覗く噴火口/高野素十
うら富士の頂きにある噴火口/萩原麦草
噴火口投じられたる夏花かな/舘野翔鶴
文旦を割るみんなみに噴火口/奥坂まや
噴火口のぞく片頬冬日が染む/鈴木真砂女
夏山の大噴火口隠すなし/高野素十「雪片」