胡椒に関連した俳句の例をまとめました。
胡椒を含む俳句例
曇天の夏の終りの塩胡椒/穴井太
海光り冬透明な胡椒壺/花谷和子
山上や胡椒少々と高橋君/中北綾子
固まりて胡椒出にけり初景色/辻桃子
塩胡椒して殺生や半夏生/鳥居美智子
広島の木に漠然と胡椒振る/攝津幸彦
春寒の口や火を吐く胡椒飯/中川四明
胡椒の香家に新涼徹りけり/高澤良一
ひっそりと青胡椒生り加速の愛/穴井太
卓にのる壺の胡椒と塩と薄暑/宮津昭彦
晩年は胡椒おおいにふり撒く気/穴井太
真夜にふる塩/胡椒のほほえみ/早瀬恵子
血をつぐと赤き胡椒を簷に垂り/栗生純夫