指頭を使用した俳句

指頭に関連した俳句の例をまとめました。

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指頭を含む俳句例

旱草抜くや指頭も汗噴きつ/大熊輝一

秋妻に指頭ほどの癌棲みつく/斎藤玄

触るる物みな凍て指頭熱したり/欣一

根本中堂の香を指頭に妻の春/橋本夢道

蕗漬けの香に立つ指頭昵懇に/成田千空

蝌蚪つまむ指頭の力愛に似て/金子兜太

手紙書く指頭そめたる蚕糞かな/飯田蛇笏

病む子遠し指頭に露を移し得て/香西照雄

梨つまむ指頭にひしと来し夜寒/赤城さかえ

うすばかげろふ指話の指頭の爪美し/平山五朗

仰臥今日指頭の蟻の何処よりぞ/石田波郷「惜命」

秋の朝日指頭に炎えてあたたかき/飛鳥田れい無公